薬剤師が薦めるおすすめ花粉症薬ランキング

こちらでは現役薬剤師がオススメする、花粉症薬のおすすめランキングを紹介させて頂きます。
市販の花粉症薬と病院で処方される花粉症薬に分けてランキングを用意させて頂きました。
効き目、副作用、値段の3つの視点から5段階評価をつけています。
花粉に悩まれている方は、こちらで自分に合う花粉症薬を探してみましょう。
花粉症の市販薬ランキング
こちらでは市販の花粉症薬のランキングを紹介しています。
ドラッグストアで購入出来るものばかりなので、薬をすぐに購入したい方にオススメです。
1位「アレグラFX」

【製薬会社】久光製薬
【有効成分】フェキソフェナジン塩酸塩
【価格】14錠入りで1,419円(税込み)、28錠入りで2,037円(税込み)
【効果】くしゃみ、鼻みず、鼻づまり等、花粉やハウスダストによるアレルギー性鼻炎の症状を和らげる作用があります。
【副作用】頭痛、眠気、嘔気などを生じることがあります。
アレグラは眠気、集中力低下、喉の渇きなどの副作用がほとんど起こらない点が特徴で、昼間にお仕事をされる方や車を運転される方でも安心して服用出来ます。
1日2回の服用で24時間安定した効果が得られます。
【効き目】 ★★★
【副作用の弱さ】★★★★★
【値段】 ★★★★
2位「アレジオン20」

【製薬会社】エスエス製薬
【有効成分】エピナスチン塩酸塩
【価格】6錠入り1,490円(税込み)、12錠入り2,138円(税込み)
【効能】くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなど、花粉やハウスダストによるアレルギー性鼻炎の症状を和らげます。
【副作用】眠気、喉の渇き、だるさ、胃の不快感、嘔気などを生じることがあります。
1日1回寝る前に飲むだけで24時間安定した効果を得られる点が大きなメリットです。
日中は忙しくて薬を飲む時間がない方には特にお勧めです。
眠気や集中力低下なども起こしにくいです。
【効き目】 ★★★
【副作用の弱さ】★★★★
【値段】 ★★★
3位「ストナリニS 24錠」

【製薬会社】サトウ製薬
【有効成分】マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸フェニレフリン、ダツラエキス
【価格】12錠入りは1,188円(税込み)、18錠入りは1,663円(税込み)、24錠入りは2,030円(税込み)
【効能】くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、なみだ目、頭重など、急性鼻炎やアレルギー性鼻炎による諸症状を和らげる作用があります。
【副作用】眠気、喉の渇き、だるさ、便秘などを生じることがあります。
1日1~2回、1回1錠服用します。
複数の成分が配合されており、強い効果が期待できますが、副作用として眠気や集中力の低下が起こる可能性が高くなります。
緑内障や心臓病などこのお薬を服用できない疾患がいくつかあるため、他に治療中の病気がある方は購入前に薬剤師や登録販売者に相談してください。
【効き目】 ★★★★
【副作用の弱さ】★★
【値段】 ★★★
4位「アネトンアルメディ鼻炎錠 90錠」

【製薬会社】武田コンシューマーヘルスケア株式会社
【有効成分】クロルフェニラミンマレイン酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩、サイシンエキス、カンゾウ末、シンイエキス、ショウキョウ末、無水カフェイン
【価格】1箱90錠入りで2,160円(税込み)
【効能】くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなど、花粉やハウスダストによるアレルギー性鼻炎の諸症状を和らげる作用があります。
【副作用】眠気、喉の渇き、だるさ、便秘、排尿困難などを生じることがあります。
成人の方では1日3回、1回3錠服用します。
効果は強めですが、眠気や喉の渇きなどの副作用がアレグラ、アレジオンなどと比べて強く出る可能性が高いです。
緑内障、腎臓病などの患者さんは購入前に薬剤師や登録販売者に相談する必要があります。
多少眠気が出ても構わないので強い効き目のお薬が欲しいという方にお勧めの商品になります。
【効き目】 ★★★★★
【副作用の弱さ】★
【値段】 ★★
5位「パブロン鼻炎カプセルSα 48カプセル」

【製薬会社】大正製薬
【有効成分】プソイドエフェドリン塩酸塩、マレイン酸カルビノキサミン、ベラドンナ総アルカロイド、無水カフェイン
【価格】1箱48カプセル入りで2,160円(税込み)
【効能】くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、なみだ目、のどの痛み、頭重など、花粉やハウスダストによるアレルギー性鼻炎の症状を改善します。
【副作用】眠気、喉の渇き、だるさ、食欲不振、排尿困難などを生じることがあります。
1日2回、1回2カプセルを服用します。
強めの効果が期待できますが、アレグラやアレジオンなどと比べて副作用の眠気などが強くなりやすいです。
緑内障、腎臓病などの患者さんは購入前に薬剤師や登録販売者に相談する必要があります。
【効き目】 ★★★★
【副作用の弱さ】★★
【値段】 ★★★
花粉症の処方薬ランキング

こちらでは病院で処方される花粉症の薬ランキングを紹介します。
花粉症薬の長期服用を想定している方は、市販薬を使うよりも処方薬を選んだ方が治療費が安くなります。
使ってみたいと思ったお薬が見つかった時には、医師に相談してみましょう。
1位「アレグラ錠60mg」
【有効成分】フェキソフェナジン塩酸塩
【薬価】57.4円で処方されています。
【効能】くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなど、花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎の症状を和らげる作用があります。
【副作用】稀に頭痛、眠気、嘔気などを生じることがあります。
アレグラは眠気、集中力低下、喉の渇きなどの副作用がほとんど起こらない点が特徴で、病院やクリニックでも頻繁に処方されています。
1日2回の服用で24時間安定した効果が得られます。
同成分、同効能を持つジェネリック医薬品が多く販売されている為、花粉症の治療費を抑える事も出来ます。
ジェネリック医薬品を希望する際には、処方箋薬局で薬剤師に相談しましょう。
【効き目】 ★★★
【副作用の弱さ】★★★★★
【値段】 ★★★★
2位「ザイザル錠5mg」
【有効成分】レボセチリジン
【薬価】87.8円
【効能】アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症などに効果があります。
【副作用】眠気、頭痛、疲労などを生じる可能性があります。
1日1錠を寝る前に服用するだけで24時間安定した効果が得られます。
やや眠気が出る可能性がありますが、作用は強力で大変人気の高い処方薬です。
ザイザルにもジェネリックが出ていますが、日本で認可が下りていないため個人輸入を行っての購入になります。
【効き目】 ★★★★★
【副作用の弱さ】★★
【値段】 ★★★★
3位「ビラノア錠20mg」
【有効成分】ビラスチン
【薬価】75.6円
【効能】アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う痒みなどに効果があります。
【副作用】眠気、口の渇き、頭痛などが生じる可能性があります。
1日1回1錠を空腹時に服用します。
ビラノア錠は2016年に発売された比較的新しいお薬で副作用の眠気もほとんど出ないとされています。
効果も強く1日1回の服用ですむことから近年はよく処方される人気のお薬となっています。
【効き目】 ★★★★
【副作用の弱さ】★★★★
【値段】 ★★★★
4位「アレロック錠5」
【有効成分】オロパタジン塩酸塩
【薬価】45.6円
【効能】アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う痒みなどに効果があります。
【副作用】眠気、だるさ、口の渇きなどが生じる可能性があります。
1回1錠を朝と寝る前に服用します。
花粉症薬の中では最も効き目が強いとも言われていますが、眠気が出る可能性もあります。
【効き目】 ★★★★★
【副作用の弱さ】★
【値段】 ★★★★
5位「タリオン錠10mg」
【有効成分】ベポタスチンベシル酸塩
【薬価】41.4円
【効能】アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う痒みなどに効果があります。
【副作用】眠気、口の渇き、むかつき、胃痛、下痢などが生じる可能性があります。
1回1錠を1日2回服用します。
タリオンの効果の強さは平均的と言われていますが、効果が出るまでの時間は比較的早いとされています。
眠気などの副作用はそれほど強く出ることはないでしょう。
【効き目】 ★★★
【副作用の弱さ】★★★★
【値段】 ★★★★
病院で希望の薬を処方して貰う為には

花粉症の薬は耳鼻科、内科、総合診療科など様々な科で処方して貰うことが出来ます。
しかし、医師に「〇〇な薬が欲しいです」と処方薬の相談をする患者さんは10人に2人、3人いるかいないかと言われています。
open_in_new参考:医師と考える「失敗しない花粉症の薬の選択」
「アレグラじゃなくてアレジオンが良いです。」
「喉が渇くのは嫌なので、副作用が弱い薬を処方して下さい。」
医師に薬の要望を伝えることで、医師は意見をしっかりと受け止めてくれます。
薬の説明をしっかりと受けることで、治療に対する理解も深まります。
ジェネリックの有無を確認することが出来れば、治療費の削減にも繋がります。
特に花粉症のように薬の長期服用が必要になるアレルギー症状は、自分と相性の良いお薬を探すことが良い治療の必須条件です。
医師の指示にそのまま従うのではなく、治療の質問や薬の相談などを行うことであなたに合った花粉症治療が実現します。