アカルボース

- 化学式
- C25H43NO18
- 分子量
- 645.605 g/mol
- 英語表記
- Acarbose
- 読みカナ
- アカルボース
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概要
アカルボースとは、経口服用による血糖降下薬に利用される成分で、主に2型糖尿病の治療に用いられています。
1973年に放線菌のアクチノミセス属となるアミノ糖産生菌の培養液から分離に成功し、1990年にはドイツにて医薬品認定を受けました。
日本においてはグルコバイという名にて商品化されており、多糖からのグルコース切り出しの作用を持つグルコシダーゼを阻害する働きを持っています。 -
作用
作用機序としては、小腸にて分泌されるαグルコシダーゼや、膵臓にて分泌されるαアミラーゼを阻害します。これらは炭水化物の消化酵素となりますが、阻害することにより炭水化物が消化され難くなり、グルコースが体内に吸収される量を減らすことが出来るため、糖尿病患者の短期治療法として血糖値を下げる効果があります。また、長期的な使用においてもグリコヘモグロビンの値を下げる効果があると言われています。
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副作用
多くの方が生じる副作用として、放屁の回数が増えることや下痢などの症状があります。これは、アカルボースの服用によって炭水化物の消化が阻害されることによるものであり、効果が出ているという証拠とも言えます。また、アカルボースの使用により、効果が強く出過ぎてしまい低血糖に陥ることがあるとされています。そのため医師によって処方を受ける場合には、少量ずつ開始して希望に応じて量を増やしていくことが一般的となっています。
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注意事項
現在のところ因果関係の証明はされていませんが、アカルボースを使用して治療を行うことで炭水化物の過剰摂取を繰り返すことがあり、一回の食事量における単糖・二糖の摂取や、夕食および翌日の朝食を12時間以上空けることが望まれます。
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