ミノキシジル

- 化学式
- C9H15N5O
- 分子量
- 209.251 g/mol
- 英語表記
- Minoxidil
- 読みカナ
- ミノキシジル
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概要
ミノキシジルは、血管拡張の目的で使用されていましたがその過程のおいて発毛効果があることが分かり、現在では発毛剤の成分として転用されました。
脱毛を止め、髪の毛を新たに発毛させる効果を持つ成分として海外では一般的になっており、「ロゲイン」などの商品名でミノキシジルを高濃度に配合して販売されています。
日本では大正製薬「リアップ」の名称で販売される発毛剤などに、ミノキシジルが含まれています。
このミノキシジルは主に頭頂部の脱毛に対して有効と言われていますが、額の生え際などには効果が薄いとされています。 -
作用
この成分が毛母細胞、毛乳頭細胞を刺激することにより育毛・発毛の促進を助けるとされていますが、未だにそのメカニズムの具体的な説明がされておらず、ミノキシジルの配合量によっては1%の物や5%の物まで様々あるが、どちらを選んだ場合にも効果に大差は生じないという指摘もされています。また、商品の形状においても内服薬(飲み薬)・外用薬(塗り薬など)の種類がありますが、こちらも同じように効果の差はないとされています。他のAGA治療薬の成分ではフィナステリドなどがありますが、ミノキシジルとは別の薬理作用を持つため併用が可能と言われています。
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副作用
主に皮膚のかゆみ・炎症といった副作用が多いですが、ミノキシジルは血管を拡張させる働きを持っているので、血圧が低下するといった例も報告されています。他にも個人差はありますが髪の毛だけでなく髭・すね毛といった体毛が全体的に濃くなってしまうという場合や、性欲の減退などの例があります。健康を著しく害する副作用などは報告されていませんが、使用中に激しい嘔吐感やめまいなどがある場合には、すぐに使用を中断し、医師や看護師などに相談されることをお勧めします。
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注意事項
ミノキシジルを配合する「ロゲイン」「リアップ」の使用者が1999年に数名死亡されたことは日本でも広く報道され、2009年の改正薬事法では厳しく規制が開始されるようになりました。このことから既往症などがある場合や、他の薬との併用には充分に気を付ける必要があると考えられますので、ご利用になる場合には十分に注意してください。もし何らかの異変を感じられた際には医師への相談を推奨いたします。
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